「アイドル戦国時代」と呼ばれている2010年代も折り返し地点に来ました。
AKB48やももクロといった人気アイドルグループが各方面で活躍、モーニング娘。の再ブレイクなど話題はまだ尽きることはありません。地方都市でもNegiccoなど多数の「ご当地アイドル」が地元を盛り上げるべく活動しています。
群雄割拠の時代では、いかに他のグループとの差別化をはかるかがポイントになってきます。ここでは「そんなのあり!?」と思わず二度見したくなる、少し変わったアイドルグループを紹介します。
目次
バブル再来!?ボディコンで歌い狂う「ベッドイン」
ぐいぐいと知名度を上げているこちらのグループは、中尊寺まいと益子寺かおりの2人によるアイドルユニット。キャッチコピーはずばり「90年代バブル期のオイニーを撒き散らす地下セクシーアイドルユニット」。衣装や楽曲は90年代のバブルをテーマに統一されています。
ベッド・イン – OFFICIAL WEBSITE –
http://bedin1919.chu.jp/
1stシングルとして発売された『ワケありDANCEたてついて/POISON~プワゾン~』は8cm短冊シングルだったというのだから、世界観へのこだわりは徹底しています。セクシーなボディコン姿、トサカ前髪・濃いめのメイクで決めた2人の姿の完成度は高く、見ていると今が何年だったかわからなくなってしまいそうです。
ワケありDANCE たてついて
2015年6月3日発売の新曲の『♂×♀×ポーカーゲーム/消えちゃうパープルバタフライ』は、90年代の歌謡ロックへの意識がありつつも、EDMの要素を入れることでアップデートされた印象の楽曲。「フーワッ!フーワッ!」という合いの手を入れたくなってくること間違いありません。
♂×♀×ポーカーゲーム
ライブでは90年代ソングのカバーも行っていて、かおりさんがボーカルを担当、まいさんはギターを担当しています。元々は別のロックバンドで活動していた2人は歌唱力・演奏力ともに実力ばっちりです。
ツイッターでの公式アカウントでの「~どぇす」「サンクスモニカ〜」といった当時を感じさせるワードを連発、だんだんクセになってきたら、もうベッドインのファンになるしかありません。
ベッドインを二度見したくなってしまう理由は徹底したキャラ作りや外見だけではなく、実力をそなえた全力のおふざけに魅了されてしまうからなのかもしれません。ちなみに2人は20代で、年齢は非公開とのことです。
堀江系ガールズグループ「Especia」
地方アイドルながらも「Especia」の楽曲の完成度は非常に高く、80年代のを感じさせる開放感あふれるサウンドが魅力的なグループです。ベッドインが90年代をアップデートさせたアイドルだとしたら、Especiaは80年代の音を現代に受けついだアイドルといえます。
Especia official website
http://especia.me/
グループ名はスペイン語で「スパイス」という意味、キャッチコピーにある「堀江」は古着屋や雑貨店、カフェがならぶおしゃれな街です。大阪の吉祥寺とイメージすると近いかもしれません。
2015年2月18日にビクターエンタテインメントのレーベル・VERSIONMUSICから1stアルバム「Primera」を発売。インディーズ時代からCDの表ジャケットにメンバーではなく楽曲のイメージに沿った絵をチョイスしてきたEspeciaですが、メジャーデビューしてからもその路線をつらぬくようです。
Primera(初回限定盤) Limited Edition
メンバーは5人。それぞれが「~系」というタイプ分けをされていて、憶えやすくなっています。
リーダーの冨永悠香は「垂れ目系」、グループ最年長の三ノ宮ちかは「家畜系」、涼しげな瞳が魅力的な三瀬ちひろは「クール系」、グループで唯一の関西出身ではない脇田もなりは「困り系」、最年少の森絵莉加は「ちょいワル系」を担当しています。
過去のインタビュー(http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/10433/2)で、リーダーの富永が「恋愛OKです。いつでも来て下さい。求婚して下さい。」と語ったように、Especiaは恋愛OKのアイドルグループとのこと。今やこの表現は陳腐化してしまいましたが、アイドルの枠におさまらないグループだといえます。
Especia – Aviator/Boogie Aroma
2015年7月22日にはメジャー1stシングルの「Aviator/Boogie Aroma」を発売。
80年代を思わせるテロップやメンバー5人が肩に大きなラジカセを乗せて歌う映像は、二度見してしまうこと間違いなしです。
この記事へのコメントはありません。