私はベジタリアンと言いますと、完全に肉や魚のエキスの含まれているものや卵や牛乳といった動物性の食品を一切摂らない人(そうなるとヴィーガンですが)、という訳ではありませんが基本的には肉や魚を口にしないように心がけています。日本のレストランではベジタリアンのメニューが少ないので苦労することもありますがそんな時、インドカレーのお店はとても役に立ちます。
シンプルな豆カレーはベジタリアンにもおすすめ
そんなインドカレーのお店に行くと大抵あるのがベジタリアンカレーと豆カレーです。必ずしもガルバンゾー(ひよこ豆)を使ったものとは限りませんが、豆カレーの王道は勝手にひよこ豆のカレーだと私は思っています。ひよこ豆はカレーだけでなく、サラダなどにも使えますので用途は沢山あります。
ひよこ豆の茹で方
そんなひよこ豆ですが、すぐに使えるパックや缶詰のものを買うと少し値が張ります。手軽に簡単に使いたいときは便利ですが、私はせっかくなので豆のままで購入し、使う際に自分で茹でて使っています。
茹で方は簡単でまずはお豆をボールでざっと洗って、その後豆がひたひたになるまで水を張って一晩おきます。
翌日つけておいた水を一度捨てて、そのあと圧力鍋に再びひたひたになるまで水を入れて、塩を一つまみ入れて火にかけます。圧力鍋の蓋のおもりが動き始めたら、そのまま弱火にして12分間加熱します。その後20分間蒸らしたらもう完全に豆はゆであがっていますので、あとは使う分だけ残して冷蔵庫もしくは冷凍にしておきます。
ひよこ豆のカレーの作り方
材料は、たまねぎ2個、トマト大1個、ガルバンゾー360g、油大匙4杯、カレー粉大匙2杯、水3カップ、お好みでコリアンダーやガラムマサラのスパイスを入れると更に本格的になります。
まず、たまねぎをみじん切り、もしくは薄くカットしたものを炒めます。時間がある時は焦がさないように20分、飴色になるまで炒めるとよいですが、急いでいるときは強火で飴色になるまで焦がさないように炒めてしまうこともあります。ですが、これがいわゆる市販されているカレー粉のルーのようなものになるため、できるだけ時間をかけてゆっくりと作ることをおススメします。
たまねぎが飴色になったらそこへトマトとカレー粉を入れます。トマトの水分が飛ばされて、飴色になったたまねぎと合わさっていき、そこへカレー粉が入ることによって全体的にまとまりふんわりしたカレーのルーのようになると成功です。
そこへひよこ豆をいれて軽く炒め合わさったら水を3カップ入れて20分くらい弱火で煮ます。できるだけ水分が飛ばないとスープカレーのようになってしまいますのでたまに強火で一気に加熱してしまうこともありますが、カレーは70℃くらいで温めないと味が落ちてしまうという情報もありますので、できるだけここは時間をかけてじっくりと煮込んでいきたいところです。
仕上げに、塩やコショウ、スパイスなどを入れて完成です。どうしてもこの時点ではカレーが水っぽくなってしまうことがありますが、その時はもう少し煮るか、また翌日になっているとルーと一体化していきますのでより一層美味しく食べることができます。
つくる時のポイント
今日はカレーにしようと思い立って作るには、ひよこ豆を一晩水につけてから茹でたりしなくてはならないため、おススメできません。更に、当日も豆を茹でて、それから玉ねぎを炒めて、最後に煮込んでと短時間でつくろうとするとどうしても味が落ちてしまう可能性がありますので、時間のとれる休日の夕食などにおススメかもしれません。
インドカレーのお店で食べれば、ほんの少しのカレーでそれなりの料金になりますので、一度ご自分で、市販のカレールーを使わない本格豆カレーに挑戦してみてはいかがでしょうか?
また余ったひよこ豆はサラダだけでなく、潰してベジつくねやハンバーグにも応用できますので、自分で茹でたほうが利便性があると思います。
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