2012年春から「脱ゆとり教育」になり、覚えることが増えた現在の中学生。3年間の教科書の総ページ数も「ゆとり教育」の時と比べると1.5倍になりました。こんなに増えると定期テストの勉強もさぞかし大変なはずです。そこで、ここでは定期テストの勉強方法を紹介しましょう。
目次
定期テスト2週間前になったら試験範囲の予測をたてる
定期テストの2週間前になったら、まずは試験範囲の予測をたてましょう。「前回の範囲はどこまでだったか?」を確認し「あと2週間でどこまで授業は進むだろうか?」を予測します。
予測をたてたら、自分なりに範囲がわかるようにページにしるしをつけたり、付箋をはったりしてわかりやすくしましょう。同様に副教材にもしるしをつけます。
まずは覚えることが多い教科からはじめる
定期テストの範囲を確認したら、まずは覚えることが多い教科から取組みます。これは教科書や副教材のページ数などから判断して決めましょう。学習する順番を決めたら、教科書のチェックを行います。
数学や英語の勉強方法
数学や英語は、まず教科書の問題から始めます。ここでのポイントはわかっているところとわかっていないところを区別すること。例えば、教科書の問題を解いて、できているところにはマルをつけて、できなかったところにはもう一度取組むようにチェックをつける。その区別ができたら、できているところは確認程度にやって、できなかったところを重点的にやります。このようにして、できなかったところを減らしていく。このペースをつかむと点数アップが近づきます。
あと、英語は単語と重要表現の暗記。文法を用いた英作文の反復。教科書の英文を読んで訳せること。ここまでできれば8割以上は取れると思います。
社会や理科の勉強方法
社会や理科のように暗記を必要とするものは、ノートを見直して先生が授業の中で板書したことやポイントを重点的に覚えましょう。暗記をするときのポイントは、意味を考えながら覚えること。意味を考えながら覚えると、理解しやすく忘れにくくなるので、暗記がしやすくなります。
特に歴史は、時代の流れと背景を考えながら暗記をしていくと覚えやすいです。「何故、聖武天皇は奈良の大仏、東大寺、国分寺・国分尼寺を造ったのか?」「何故平清盛から武士が政治の実権を握ったのか?」その背景を考えながら覚えると、歴史が面白くなっていきます。
理科は植物や動物など暗記が中心の単元と、電流や物理系など計算を用いて解く単元があります。計算を用いて解く単元が得意な子は、あとは用語の暗記だけになるのでさほど問題ないのですが、苦手な子は対策が必要です。公式を用いて計算問題を反復して解くことが中心になるのですが、それでも覚えられない場合は計算問題は捨てましょう。その代わりに用語を徹底的に覚えます。例えば、電流の単元にも「誘導電流」「オームの法則」など暗記すればいい用語はたくさん出てくるので、その用語を徹底的に覚えます。計算問題ができない子は、このような戦略で定期テストに臨みましょう。
教科書の内容を理解できたら、次は副教材の問題を解いてみる。
教科書の内容を暗記、もしくは問題を解いたら、次は副教材の問題を解いてみましょう。そこであらためてできるところとできないところを確認します。ここでもやることは前回と同じ。できているところは確認程度にやって、できなかったところを重点的にやり、減らしていきます。他にも問題集を持っていれば、同じようにやっていきましょう。このとき使う問題集は、できれば少し難し目のものがおすすめです。教科書や副教材の問題がほとんどできる子は、基礎は確実にできているので、問題集では難し目の発展問題をやった方が実力や応用力がつきます。
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