DTM(デスクトップミュージック)は、本格的に取り組もうとなると、なかなかなお金がかかるものです。プロクオリティのトラックの音質をめざすとなると、各パートの音源を個別で揃える必要が出てきます。
ドラム音源、ギター音源、ベース音源、ピアノ音源、ブラス音源、ストリングス音源、シンセ音源、などなど。各社メーカーから様々なクオリティのものが出ているので、本気で揃えようとなると、100万円超えてしまうと言っても過言ではありません。
実際売れっ子のプロ作家はそれくらいかけてそろえている火ともいます。さすがにそこまでのお金をかけているわけには行きませんね。しかしこだわりたい!という方はマルチ音源という選択がおススメです。それぞれのパート音源を個別で揃えなくてもCDクオリティーにグッと近づくことができるのです。そんなマルチ音源の定番となっている製品をいくつか紹介してみます。
Absolute 2
今一番使用されているといっても過言ではないぐらいシェアが広まっているDAWのソフト「CUBASE」をリリースしているスタインバーグ社から発売されているマルチ音源です 。
今流行りのEDMなどの ダンスミュージックを中心に作りたい人にはむいているシンセ音源が収録されており、ダンスミュージックに必要不可欠な太いサウンドが得られます。もちろんバンド系のアコースティック系の音源も収録されており、派手さは控えめなものの、非常にトラックに馴染安く、扱いやすい音が収録されています。
Complete Composers Collection 3
http://www.soundsonline.com/CCC3-GOLD
こちらはeastwest社のオーケストラ音源をバンドルしたマルチ音源になっています。スタンダードなドラムやベース、ギターなどの音源は収録されていないので、そこはご注意ください。
Eastwestはオーケストラ系の音源が突出して有名なメーカーで、市販されているCDや、テレビからながれてくるCM音楽の演奏で聞かない日はないぐらい、信頼を寄せているプロの人が非常に多いです。
J-popのバッグで聞かれるような広がるストリングスの演奏から、映画音楽で聴かれるような重厚なオーケストラサウンドを目指す人にも 、このセット一つあれば、もうほかのオーケストラ音源の購入は必要無いと言っても過言ではありません。4万から7万円程する音源が7つまとめられているため、この音源で出せないオーケストラサウンドがもしある場合は、自分の腕を疑ったほうがいいでしょう。
KOMPLETE 10 / ULTIMATE
マルチ音源の決定版ともいえるべき、ハイクオリティのマルチ音源です。このソフト1つ持っていれば、ほかのソフト音源をわざわざ個別で揃えなくても、とりあえずは事足りてしまうのではないでしょうか。440GBの大容量の音源が収録されています。
少し変わっているところはDVDのインストーラーがこの手のソフトでは多い中、専用のハードディスクが送られてくる使用になっており、ハードディスク一台つなげるだけでインストールが完結する便利さです。寝ている間にインストール作業が終わってしまいます。以前のcompleteシリーズではDVDが十枚ほどになるケースもあり、インストールする際にDVDを1枚1枚入れ換えないといけなかったので、何時間もパソコンの前に張り付いていないといけませんでした。
音源面は、native instrumentsが個別でリリースしているすべての音源が、この一つのソフトに収録されており、一つ一つを揃えるよりも格段にお得になっているバンドル製品です。ドラム、ベース、ギター、ピアノ、オーケストラ音源、派手なサウンドのソフトシンセの数々が手に入ってしまうバンドルです。
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