外から誰かに室内を見られるというのは、なかなか不愉快なときもありますね。だから目隠しを室内外に取り付けていきたいところです。
真夏なら太陽光を防いで気温を上げない効果もあります。目隠し道具には、どんな種類があるんでしょうか。
定番のカーテン
カーテンは最も普及している目隠しであると言えます。厚手のカーテンならまったく見えませんし、光を取り入れる時にはレースのカーテンがいいでしょう。二重構造にすることによって、見た目としても洗練されますし、目隠しには最適です。
カーテンレールを取り付けるという方法のみならず、突っ張り棒を使用したカーテンを取り付ける方法もあります。カーテンは洋風の室内には最も最適であるでしょう。
ブラインド
太陽に吠えろで石原裕次郎がブラインドの隙間から外を見る、という場面が頭から離れませんが、ブラインドも室内を隠す効果は大きく有ります。ブラインドは室内をすっきりと見せ、ホコリを立てないということでオフィス向きです。
ただしブラインドの板の角度によっては、外から見えてしまうという欠点もありますので、注意が必要です。
障子
日本古来からの目隠し道具が、誰もが知ってる障子戸で、和室に取り付けることが一般的です。障子は破れやすいという欠点はありますが、破れても補修はかんたんです。近年は障子っぽいガラス戸なども見られるようになりました。
すりガラス
スモークガラスなどとも呼ばれますが、わりと昔から日本では採用されてきました。ただ外の様子も完全に見えなくなってしまうのが欠点であると言えます。取り付ける場所については、よく検討しておく必要があるでしょう。
ガラスフィルム
ガラスに貼り付けて、目隠し効果を生み出すのがガラスフィルムです。中が完全に見えなくなるタイプもありますし、すりガラスのような効果のあるタイプもあります。ただし室内に灯りをともすと、外から見えてしまうというタイプもありますので、選ぶ時には十分検討して、貼り付けたら確認しておいたほうが宜しいです。
よしず
よしずは天井まで届くほどの大きさをもっている葦を利用した目隠し道具です。昔から日本ではよしずが立て掛けられて利用されてきました。よしずを立て掛けていれば、カーテンを開け放して、網戸にして風を入れることもできます。そういう意味ではカーテンと違った良さがある道具です。和風に見えるという効果もあって、人気があります。ただし固定しないで使う場合、大風の時には飛ばされる危険はあります。大風時にはまるめて地面に伏せておくことも必要になります。
すだれ
すだれは最も安価に、手軽に取り付けられる目隠し道具です。外から見えづらくする、風を入れることができる道具です。京都では夏になるとすだれの街路が一般的になります。伝統的な道具であり、よしずと同様に街の景観にも配慮できるでしょう。風邪が強くても、しっかりヒモで固定すれば問題ありませんが、風を受けて音が響くことがあります。
生け垣
樹木を並べて植えることで、敷地全体を見えづらくする効果があります。植える樹木は一般的には一年を通じて葉っぱの落ちない種類が選ばれます。それにより目隠し効果をずっと継続することができますし、樹木の日陰によって温度を下げるといった効果もかなり期待されます。集合住宅でも鉢植えを並べて生け垣のようにすることもできます。
塀
ブロック塀、板塀などありますが、敷地を取り囲むようにして配置することで、室内が見えなくなります。これは完全に一戸建て向きの目隠しであるといえます。他の目隠し道具に比べても、設置費用はお高くなっています。
竹垣
窓の前に竹垣を立てているお宅もあります。道路から完全に見えなくする効果は大きく、和風の涼し気な見た目にすることができます。
格子
木製の格子は京都など伝統的な家屋ではよく見かけられます。木製であることもあり、ステンレスなどの素材を用いることもできます。
目隠しルーバー
窓のサッシに取り付け、風通しを確保しつつ、完全に外から見えないようにすることが可能です。強度も高く、台風などが来ても安心です。
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