ストーリーが壮大で絵柄も綺麗なアニメに、07-GHOSTがあります。
この作品は死神と過去の記憶を封じられた少年たちの友情物語で、哀しくも美しい世界観が見るものを引きつけて止みません。
幾重もの友情の物語
07-GHOSTは、様々な友情そして愛情により物語の歯車が出来上がっています。
その一つには主人公テイトとミカゲの友情です。
幼い頃から昔の記憶がなく戦うことを教え込まれてきたテイトに、あたたかく接してきたミカゲは、ルームメートとして切磋琢磨してきましたが、テイトが起こしたとあることによりミカゲが人質になってしまいます。
ミカエルの瞳を右手に宿しているテイトが選ぶのは、どんな形の結末なのか、苦心の末に出した答えに注目です。
また、そんな悩み苦しむテイトを支えて、教会にかくまってくれたフラウとの友情にも目が離せません。
フラウにも悲しい過去があり、テイトを影から見守る優しさや、それとは対照的に普段の素っ気ない茶化した態度は、物語を通してテイトの生きる希望となっていきます。
そのほかにもハクレンやラブラドールなど、テイトを見守る仲間の心情も丁寧に表現されていて、教会を舞台とした07-GHOSTの死と祈りの世界をつくっています。
07-GHOSTの世界を彩る音楽
07-GHOSTは、テイトの生まれ育った国に伝わるレクイエムいわゆる鎮魂歌がたびたび物語のキーとして登場してきます。
ラグスの鎮魂歌と呼ばれるこの歌は、亡くなった人を思い出し祈りを捧げる曲として、テイトらが口ずさむことがあり、物語に色を添えます。
また、早見沙織さん演じるノエルの人魚ラケットも作中では歌を披露していて、美しい声音に注目です。
花使いと人形使いも出てくる
07-GHOSTには、ユニークな設定を持ったキャラクターが活躍します。
その1人ラブラドールは、植物や花と話をすることができてテイトのピンチを事前に察知することができ、おっとりした喋り方が特徴的です。
一方カストルは厳格な態度が特徴的で、自作の人形を使って攻撃ができる人形使いとして描かれています。
07-GHOSTではザイフォンと呼ばれる思いとリンクした戦闘方法が魅力で、守りたい気持ちの強さで戦闘力が変わるのも見所です。
アニメ全話を通してキャラクターの作画が安定しているため、07-GHOSTでは繊細な世界観が隅々まで表現されていて、壮大なストーリーだけでなく美しいビジュアルにも注目です。
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