AKB48の公式ライバルとして順調に歩みを進めてきた乃木坂46に、今ファンの間ではグループの変化の兆しを感じる声が多くなっています。
結成四年目を迎えた乃木坂46は、AKB48を超えることができるのでしょうか。
目次
公式ライバルである乃木坂46の不遇時代
清純派アイドルグループとして、明るさやグラビア活動も行うAKB48とは一線を画して誕生したのが乃木坂46です。
乃木坂46は、2012年にぐるぐるカーテンでメジャーデビューをして、オリコンウィークリーチャートではHey! Say! JUMPに次ぐ2位にランクインして話題を呼びました。
そんな乃木坂46ですが、実はデビューに至るまでに暫定センターとされていたメンバーが辞退してしまうなど、デビューまでの道のりはけして平々凡々ではありませんでした。
また、当時はAKB48をはじめとするアイドルグループ戦国時代といわれて、いくらAKB48などを手がける秋元康プロデューサーや、大手レーベルのソニーレコードを後ろ盾にしていても、けして成功を約束されているわけではありませんでした。
それに、AKB48の姉妹店として同じ舞台にたてるSKE48やNMB48にくらべて、メディアなどへの露出も少なく、デビュー当初は話題性はあるものの今のように飛び抜けた勢いを出せてはいませんでした。
乃木坂46は私立校AKB48は公立校
乃木坂46は、AKB48とは違うスタイルを確立していくことにより今のような洗練されたイメージを作り上げてきました。
プロデューサーの秋元康さんによると、乃木坂46はフランスの女子校のイメージだということで、メンバーもAKB48は公立校のイメージで乃木坂46は私立校のイメージと、メンバー内へも浸透していきました。
また、乃木坂46はほとんどんのシングルの衣装では膝丈のスカートを着用しており、またセーラー服の衣装の時では中にセーラー服用のインナーを着用するなど徹底的にお嬢様イメージを世間にアピールしていきます。
ハイレベルなセンター争いが話題
乃木坂46はメンバー内のセンター争いが他のグループに比べて熾烈なのが特徴的です。
そのわけはというと、デビューシングルから5枚目までは生駒里奈さん、白石麻衣さん、2期生の堀未央奈さん、西野七瀬さん、生田絵梨花さんがつとめています。
シングルごとにセンター争いがあり、センターにより曲調やダンスまでも変化するのが乃木坂46の個性です。
AKB48の前田敦子さんやSKE48の松井珠理奈さん、松井玲奈さん、NMB48の山本彩さんのように絶対的センターがいないのが強みですが、言い換えれば乃木坂46は誰がセンターになっても大丈夫なハイレベルなメンバーが多いということでもあります。
しかし、そのセンター争いが思いもよらぬファンの心配を招いています。
激震の13枚目シングルはまさかのダブルセンター
乃木坂46は13枚目のシングルのセンターに、初めてのダブルセンターを起用しました。
センターとなったのは、ファン人気ナンバー1と2の西野七瀬さんと白石麻衣さんです。
さて、新シングルにこの二人を起用したわけとはどうしてでしょうか。
まず、今回ダブルセンターが起用されるのは異例で、多くのファンの予想だと前回のシングルに引き続き初代センターの生駒里奈さんがセンターなのではと噂されていました。
なぜかというと、今年乃木坂46は、昨年土壇場で紅白歌合戦を逃したことからグループの安定性を保つために、メディアへの露出も多い生駒里奈さんを年末まで顔にするのではと思われてきました。
実際、生駒里奈さんはAKB48との兼任解除を経て12枚目のシングルのセンターに立ち、売り上げは乃木坂46の過去最大になりました。
なので、継続して生駒里奈さんかと見られていましたが、13枚目のシングルにはどういう意図があるのでしょうか。
まず13枚目のシングルはアニメの映画の主題歌となることが決定しています。
そして、12枚目のシングルはコンビニエンスストアや乃木坂46の主演ドラマとタイアップしており、売売り上げにこれらの宣伝効果が相乗していたため、13枚目のシングルは売り上げが落ちるとファンの間では噂されていました。
そのため、握手会での人気が生駒里奈さんより上の西野七瀬さんと白石麻衣さんを起用することにより、売り上げの極端なダウンは抑えようとする運営の意気込みが感じられます。
また、西野七瀬や白石麻衣さんは女優としても評価が高いため、切ない友情を描いた新曲にふさわしいメンツであったともいえます。
大河ドラマ出演人数ではAKB48越え
乃木坂46として、AKB48を超える当初の目標をクリアするためには紅白歌合戦への出場が悲願です。
昨年は、まさかの落選でAKB48グループのHKT48に先を越されてしまい、乃木坂46ドキュメンタリーで語られるようにメンバーとしてはショックを隠しきれませんでした。
それでは満を持して今年、乃木坂46が紅白歌合戦へ出場するためにすでに地固めが行われています。
それは何かというと、メンバーの積極的なNHKへの出演です。
BS放送のヨーロッパサッカーのコマーシャルに人気メンバーが出演したり、また5月には大河ドラマに10福神と呼ばれる人気メンバーが出演して話題を呼びました。
AKB48でこれまで大河ドラマに出演したのは龍馬伝で坂本龍馬の妹を演じた前田敦子さんのみで、大河ドラマへのメンバー出演人数でみればAKB48を超えていると評することもできます。
この他にもバナナマン司会の音楽番組にゲストしたりと着々と紅白歌合戦への勢いを増しています。
ライバルは48グループだけにとどまらない
しかし、今年乃木坂46が紅白歌合戦へ出場するためには、勢いのあるアイドルグループのライバルたちがいます。
今年、紅白歌合戦へ出場するのではと噂されるグループは、世界的に人気を集めている三人組アイドルグループのベビーメタルや、AKB48の姉妹グループとして若手のNGT48、そして昨年に引き続き紅白を狙っているHKT48などがいます。
そして乃木坂46自体にも、欅坂46という妹分ができたことによりライバルは48グループだくでなく、味方であるはずの46グループ内にもいるということです。
紅白歌合戦の出場者発表は例年通りなら11月になり、それまでに乃木坂46が他のグループとの差を広げられるかが、夢の紅白歌合戦への出場にかかってきています。
この記事へのコメントはありません。