今の時代は食べ物があふれていて食生活が豊かになった反面、生活習慣病も多くなっています。
その代表的なものは糖尿病です。糖尿病がすすむと3大合併症といって目、腎臓、足に障害がおこります。
その3大合併症についてそれぞれくわしく述べていきます。
目に障害が生じる糖尿病性網膜症
血糖値が高い状態が続くと目に障害が生じます。血糖が高い状態が長く続くと毛細血管がやられて出血を起こし、
進行すると網膜剥離を起こし、最悪の場合は失明に至ります。
しかしこのような症状はゆっくりと時間をかけて進行するので、早期発見をすれば進行を食い止めることができます。
私たちが生活において情報を得る器官の大部分は目からです。その目が見えなくなると、得る情報の量がてきめんに少なくなります。
テレビ、自然の美しさなども楽しめず、歩くにしても介助者が必要となって生活のあらゆる面において大きな制約が生じます。
そのような悲惨な状況になることを防ぐためにも早期発見がいかに大切かがわかります。
腎臓に障害が生じる糖尿病性腎症
血糖値が高い状態が続くと腎臓にもダメージがあります。血液をろ過をする役割を果たしてい毛細血管が密集している糸球体が機能しなくなります。
そのろ過する働きが衰えると老廃物や毒素がが排出されなくなります。
そして挙句の果てには尿毒症となって昏睡状態に陥り、最悪命を落とす危険性も生じます。
そうなると人工透析という手段に頼らざるを得なくなります。
人工透析になると水分量の制限も厳しくなり、それに1日4、5時間は束縛されてそれも週3回行わなければなりません。
この糖尿病性腎症も段階を経て進行していくので、定期的に検査を受けて早期発見が大切なのは言うまでもありません。
腎臓が悪くなると疲れやすくなってたんぱく制限もしなければならなくなり、
それによっていろいろな弊害が生じるので腎臓を大切にしていたわりたいものです。
足に障害が生じる糖尿病性神経障害
高血糖状態が続くと末梢神経に障害が起きて足のしびれ、痛みなどが生じます。
この症状の特徴は合併症の中でも早い時期に生じ、こむらがえり、刺すような痛みが手足に生じてひどくなると全身にも及びます。
そして冷たさや熱さに対して鈍感になり、低温やけどを起こしやすくなります。
特に痛みがたびたび生じるので日常生活においても大きな苦痛をもたらします。
そして症状が進むと足に壊疽が起こり、最悪の場合には足を切断しなければならなくなります。
そうなるとどこにも出かけられず、車椅子生活になるので本当に不便です。
それに早い時期から症状が出るので、健康診断を定期的に受けて糖尿病だと診断されたら早めに治療にとりかかることです。
この記事へのコメントはありません。