今のPCの操作は基本的にマウスメインになっています。
それは「直感的」であり、初めてPCに触れる人に対して優しい設計とも言えます。
ただし、その代わりに操作がまどろっこしくなっている面もあります。
だからこそ今あえて勧めたいのがファイラー、特にキーボードをメインで使って操作するものです。
その魅力をご紹介したいと思います。
いろんな操作がワンタッチ
キーボードで操作するファイラーというと、その多くがFDライク、もしくはFLMTNライクと呼ばれるものなのですが、それらの操作には共通しているものが多くあります。
例えば””M””キーでファイルの移動、””C””キーでコピーといった具合に割り当てられたキーを押すだけで目的の処理を走らせることが出来るのです。
そして閲覧するフォルダはEnterで選べば中に入りますし、BackSpaceで上の階層に戻ります。
さらに環境を整えれば、””P””キーでファイルの圧縮をしたり、様々なことがワンタッチで行えるようになります。
マウスを使って面倒な手順を踏まなくても良いため、非常にストレスフリーです。
ファイルの仕分けが圧倒的に楽
ネットからダウンロードしたファイルや、デジカメで撮った写真等、大量にファイルが溜まってフォルダ分けするのが億劫になることはよくあると思います。
これをOS固有の機能でやろうとすると確かに相当な労力がかかります。
ところがファイラーを使えば、瞬く間に作業は進んでいきます。
「ファイルをEnterで確認していきながら、Spaseキーで移動したいファイルを選び、一括で任意のフォルダに送る」といったことが可能です。
マウスでも一応Ctrlキーを押しながら選択していけば複数ファイルを自由に移動は出来るのですが、途中でどれかのファイルを確認しようとしてダブルクリックしたら選択が解除されて最初からやり直しになってしまいます。
そんな煩わしさから開放されるだけでもファイラーを使う価値はあるのではないでしょうか。
おすすめソフト
有料ソフトの中ではFLMTNを正当に継承していると思われるWinFM2008が最も優秀だと思われます。
WinFDというFD後継ソフトもあるのですが、こちらは作者様が亡くなったため、今後が見込めないという事情があります。
フリーソフトでは「あふ」、「As/R」、「X-Finder」あたりがおすすめです。
無料だけあって自己責任の部分が大きいですが、自力でカスタマイズするのは基本的なところであればさほど難しくありません。
カスタマイズの知識が増えれば増えるほど作業が効率化され、便利になっていくのが楽しくなることでしょう。
「FD作者 出射 厚 氏 平成16年11月7日 20:41 脳腫瘍の為、神奈川県綾瀬市綾瀬厚生病院にて死去」
というのは把握しておりましたが、WinFD作者の高橋直人氏は。いつお亡くなりになったのでしょうか?
いままで知らなかったのでたいへん驚いております。