本社売却はいかがなものか
経営再建中のシャープが、本社ビルを売却する方向へと流れて行ってます。
経営を支えているのが、本社のような気がするので売ってしまうのはどうかと思います。
ですが、本社売却によって得られる現金が非常にありがたいと言うことでしょう。
借金(赤字)となっている額に比べても分かる通り、売却益が100億円になるとしても、赤が消えることはないように感じます。
この点を踏まえて言うのであれば、売却の話が早く出すぎているようにも思いますね。
負債を抱えていると言っても、本社の売却は、いただけないように感じます。
売却するならせめて移転と伝えるべき
移転先が決まっていないのに、本社の売却の話だけは進んでいるようです。
シャープの本社は、ニトリとNTT都市開発に売却するそうです。
道路を挟んで北側の本社ビルは、ニトリが買い取っていずれはニトリが建設される予定のようです。
さらに、南側の現「田辺ビル」は、NTT都市開発によってマンションに建て替えられると言われています。
シャープを見て来た人間にとって、楽しみのある画期的な会社だと思っている人が多いでしょう。
これからのシャープの動きは、今現在の日本が置かれている状況と同じく、飽和状態にあるわけで、かなり厳しい戦いになることでしょう。
本社ビルの敷地面積は1万3千平米で、大阪の天王寺から程近い場所にあり、立地も良いと言えるでしょう。
売った先の会社が、きっちりと儲けて行くような、そんな感じがしていますね。
液晶事業の不振が原因
シャープが窮地に立たされているのは、液晶テレビの不振が原因だと言われています。
液晶テレビの失敗と言えるのは、同じくパナソニックもテレビの液晶部門で失敗していると言えます。
パナソニックは、兵庫県の海沿いの大きな工場の2棟を売りに出しているようです。
家電事業のテレビの液晶部門は、どの会社も相当な痛手を被っているようです。
シャープだけではなく、パナソニックも、東芝も、日立も全ての会社が潤って還元してくれるようになって欲しいですね。
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